今日の朝からクランクからイオンが発生していた。
マイナスのイオン。
気分を下げるには十分。
帰りにはさらに大きなイオンになり。
私の不安と焦燥を駆り立てた。
コリコリコリコリコリコリと。
あんたそれじゃあ軟骨じゃないの?
いろいろ疑ってみせたが。
間違いない。
帰りつくと妻との抱擁もつかの間に自転車との取り組みに入った。
嗚呼。
開けてみるとすぐに。
ベアリングが凄く錆びている。
それもいわゆるひとつのREAL。
そんなこともあろうかと。
私は母屋を出て暗がりの庭を月明かりを頼りに歩き。
蔵の奥から控えのクランクを引き出して来た。
コレで明日もまた走り出すことができる。