RED BONSAIの最期

起きて食事を済ませて着替えると通勤。
自転車の時間が訪れる。
見つめるさきは〝RED BONSAI〟。
思えば今日が最期ではないかと。
明日には解体されて。
珠玉のパーツ群はお継ぎのフレームに譲り渡される。
折れたこゝろに弱ったからだ。
今ではもうすっかり馴れ合いの仲。
さてどうやっていこうか。
自転車を玄関まで引きずり出す。
さて靴を履こうとシューホーンに手をかけるとどうだ?
サドルバッグが壊れている。
なんとも不吉な。
下駄の鼻緒が切れるかのような。
普段以上に気をつけて行き帰りを走ったのは云うまでもない。
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自転車は女。
大事にしないと機嫌を損ねる。
別れ際の女は冷たい。
其のときいつも男は情けない。
この場合はどうだろう?
こだわりの塗装で仕上げた見た目は最高だった。
非情の盆栽屋が云えるのはそれだけ。
by astronautics | 2009-09-15 23:50 | 自転車とヨシダ
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