明日満潮に成れば。
朝日は拝めないだろう。
其れは水で滲んだ。
水分は涙ではなく。
汗でもない。
機械仕掛け。
其れは従順なこゝろ。
渇いたスポンジのように。
スカスカのこゝろ。
喉の渇きはどうしたことだろう。
砂漠に棲んでいるから。
鳥籠のなかだから。
わからない。
常識とは個人の私的な一過性のものでしかなく。
なにぶんの公共性なぞは無しであるとは知っているつもり。
リスペクトがない。
飴。
慣れ。
これで満足。
意外と枯れた匂いがするのは。
ああ。
そういうことだったのか。
よくわかったよ。