騒々しい店内。
倉庫に逃げ出せば。
昨日は土砂降りの奈良にあったらしいフレームがそこにある。
鋏を忘れて来たので中身を確認することはない。
時間を見て箱を開けないとな。
不器用さが鈍く光る。
そう。
ボトルゲージなんですけど。
純正は使いませんよ。
そういった純で初な気持ちは福岡に置いて来ましたからね。
パロンとシオール。
さてどうしよう。
要塞の同僚たちは誰もが東京生まれの東京育ちで。
福岡をどこかの田園の田舎と勘違いしておられるふしがある。
屋外のどこでもカブトムシが獲れるなんてのは。
誤解以外のなんでも。
むしろ獲れないくらいである。
まあ。
そんなことは。
福岡に置いて来たハナシ。
どうだっていいことなのだけれど。