旅を続けている

途方も無く怠慢になった肉体は。
原点に立ち戻ると云う事を求めた。
自転車乗りは後ろを振り返らないと云うが。
地図帳を開いては行き先を決めていたあのころが懐かしい。
冒険心を胸に手先のペンはルートを描く。
行った事無い風景。
越えた事の無い峠。
付近のコースは縦横無尽に網状に走り尽くした感あるから。
こゝろは遠征をだ向かわんとする。
出過ぎたぶんは新幹線で即刻撤退戦を演じる事しよう。
もうオトナになった。
そういうことなのかもしれない。
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サイの角のようにだた独り歩む男がふたり。
目指すは塩沢峠。
事前に得た情報は距離10kmの平均勾配9%ということ。
しかし、事前の志賀坂峠でバテバテのふたり。
下り基調の平坦走行も危ういのに。
これから10kmの峠越えをシャレ込もうというのであるから。
もう自転車乗りの前進を止めるものは何も無いと理解した。
分け入った先の真の景色は最大勾配27%が2カ所。
ジロのプランデコロネスですら最大勾配は24%。
まさか練習とか。
トレーニングという作業はここでは成り立たないだろう。
ただの興味本位。
旅の風景でしか成り得ない。
そんな塩沢峠。
興味があったら行ってみて。
でも危険な峠ですのであくまでオススメはしておりません。
by astronautics | 2010-09-26 23:50 | 犀の角のようにただ独り走れ
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