わたしはシロクマパンに行く。
今日は珍しく幾人かの男たちと。
リスペクトがある。
ひとヤマ越える。
午前中に風おだやかなるときに北上しておけば。
あとは追い風。
ペダルを漕がずとも進む。
そういった目論見はお天道様のおかげで
結局のところ、立ち寄るはずのうどん屋は何処だったのだろう?
独りで走っている時には。
あぁ、こんなところにもうどん屋があるものかと感心したものだが。
今日は見つける事ができなかった。
きっと休みだったのだろう。
そう思うことにするよ。
もう過ぎた道には戻らない。
いつだって前を向いている自転車乗りとしては。
脚に残った乳酸と張り。
ウェアーの汚れ。
季節の風の音。
あらゆる景色の残像。
男たちの勲章。
サイクリストの風景がながれる。
無事故、無落車、無パンク。
なにより無事でほっとしている。
ご参加のみなさまありがとうございました。