そして、ハンドルは名前を失う

其のハンドルにはシャレた名前がついていた。
ニュートン。
其れは科学者シリーズで。
かつてアインシュタインというステムもあったが。
カーボンキャップが割れに割れて。
そういった一時代もあったと過去の記憶の箪笥の隅に閉まってある。
わたしの持ち物には。
わたしが手を伸ばしたとたんに名前を失うものも少なくない。
サドルは革を張り替えれば名前が消えて。
パーツはレコードなのか、コーラスなのか。
其の音楽関係の判別は見た目で行わなければならず…。
しかし、こゝろの中。
記憶の中枢に消される前の名前は残っているわけだから。
まぁ、気にするほどでもない。
其れに名前って売る時まであればいいわけでしょ?
って、そこまで言い切ってしまう潔さはさすがにないワケである。
ファッションサイクリスト的に。
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ハンドルにあるマーキングも剥離剤であっさりと消えてしまう。
残したいロゴはマスキングをすればいい。
サドルに塗ることができなかったBULLはコチラに落ち着くことになる。
というわけで、ヘッド周辺にはサイやら牛やら。
とにかく動物キャラばかりで。
にぎやかになってしまう。
動物を飼うことはないが。
動物の持つ、其の象形にロマンを見る。
其れは動物愛護の精神からくるのか。
わからない。
by astronautics | 2011-04-14 23:40 | ASTNデザインラボ
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