幾つかの種を蒔き。
幾つかの芽が出てきて。
幾つかの出る杭は打たれて。
幾つかの植生はアスファルトも突き破って。
そして、そこには幾つかのドアーがあって。
其れをリスペクトが叩いて。
花びらの方向性が全周的であるように。
途方も無いベクトルへ向かうことだろう。
登場の機会は数限りなくあり。
こうして落としたブレーキシューのように拾ってもらえることもある。
けれども、拾ったそばから落として仕舞う場合もあるな。
無事に装着できるとも限らない。
さて。
と。
小屋探さねばな。
ついでに部屋も。
つまり砦か。
関所か。
仮住まい。
借家であるかぎりは一生。
ヤドカリ人生。
気付けばもうGWだ。
5月だ。
歳をとるのはあっという間が真だ。
盆栽屋齢三十に付。