もう語るべくもない。
いまは沈黙を唾すれば。
呑み込む言葉もいっそうに勢いを増す。
喉元をすぎれば炭酸水のように爽快な気分に。
気運にまかせては小躍りをし。
小人と手をとり足をつなぎ輪になる。
しかし、其れも夢物語。
はじめからその思想には欠落がある。
落ちる崖下には眼もくれない。
暗闇を照らすのは眼光。
頼れる証明はおのれの眼力のみ。
其の鋭さたるや危うさの象徴たる思い出となるが。
これからさき。
ファミリーの結束は試される。
ハブとマングース。
サイの角。
盆栽屋。
爬虫類であったことはただの一度も無く。
変温動物。
気分屋の素振りあったかもしれないが。
両生類であったことなどはさらになかったなぞはもはや云うまでも無し。
マングースはハブのアタマに噛み付いた。
羊毛白く。
うなじをなでる。
漂白されたケミカルな思いは。
もう後ろを振り返らない。
あとを濁すこともない。
言葉もない。
リスペクトもない。