用意をする男

ここさいきんはどうしたことだろうか。
集中力を欠いていたのかもしれない。
サドルバッグを付け忘れたまま外に走りに行き。
記録を狙っておいてメーターは沈黙のまま。
さらに、運命のイラズラか。
パンク。
まぁ、別に立ち直れないなんて事はない。
そうまた走ればいいだけ。
昼までの雨がやんで。
わたしはすぐに家を出た。
このモチベーションの高さはいつぶりだろう。
もう昼過ぎだから近所の練習にしておこうか。
という盆栽屋はもう居ない。
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大垂水峠の相模湖側はとても好きな上りのひとつ。
郊外で走って東京に帰る際には必ずといっていいほどこの道を選んでいた。
勾配は緩く。
比較的一定で。
距離も長くない。
だからアウターでもこなせる峠。
53-25、53-23をよく使うという前提で。
ナツキが標準装備している12-27を拝借。
ホィールは酔狂ENVE65mmカンパハブ仕様。
さらに電子式で乗り込み、機材は完璧になった。
ふもとまでは適度に負荷を加える程度でゆっくりと流しペース。
計測地点にはいった時点で全開一歩手前まで。
途中、Rメカに枝が絡んだので停まって、もう一本上り直すことも考えたが。
そのまま勢いで上って8分50秒。
わたしの記録なんて、STRAVA人口が増えればすぐに吹き飛んでいってしまうものだろうが。
このコースだけは死守したいと思うのである。
まだまだいけるはずだ。
そこにリスペクトがある。





こころにはいつも自転車とリスペクト
盆栽自転車店です

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by astronautics | 2012-06-06 23:50 | 犀の角のようにただ独り走れ
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