笛を吹いている

笛を吹いている。
楽しげに。
そうやって吹くように心がけている。
こどものこゝろは正直だから。
笛を吹くわたしの気持ちを見透かしてしまう。
楽しげな曲でも悲しく聞こえてしまうのかもしれない。
こゝろは素直なままで居て。
あのおへそがまがったのは経年変化のせいに他ならない。
リミッターをつくったのも。
言い訳がすぐに出て仕舞うのも。
経年変化のせいにしてしまいたいと笛は鳴った。
笛は鳴り続ける。
ある日からムラじゅうのネズミが居なくなってそれは喜ばれたものだけど。
喉元を過ぎればなんとやら。
それでも笛は鳴り続けた。
それでも。
それでも。
それでも。
楽しむことをあきらめなかったようだ。
相変わらず。
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ある夜をさかいに。
市中からXLが姿を消してしまったそうである。
はて。
どこにいってしまったのやら。
こんなメルヘンチックなことが現代に起きるとはね。
地球の片隅で見つかればいいけれど。
笛の音色が変わってしまったのが原因だろうか。
ある日から風向きが変わったように。
太陽からの北風は南風に。
そこにリスペクトがある。
また前に進むことにする。
エッジもエッジ。
サイエッジの方向へ。
by astronautics | 2013-03-02 23:00 | ヨーリーを探せ
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