あれはミラノのときだった。
サンレモだったか。
スタートはミラノだ。
天候不順でなにがなんだかであたものの。
地味に真っ黒なヘルメットは衆人の注目を浴びた。
だって、広告効果の高いエース級の選手しか装着していなかったから。
これはエアロのコンセプトなのだろうか。
空気孔は少ない。
ラグビーボールのようなフォルムをしている。
かつてのBrikoのヘルメットのようにも見えるし。
ゾウガメにも見える。
エアロヘルメットは新しいフロンティア。
車輪族の筆頭住人であるスペ社の答え。
眼を輝かせているに違いない。