カレは勝ったのだ

カレは勝った。
グランツアー。
こうした3週間規模の長さにもなると。
思いもよらぬ勝因を見つけたくもなるのであるが。
カレの勝ち方はシンプルだった。
非常にシンプルにタイム差を積み上げて行った。
一番強かった。
何をやっても。
どう走っても。
強かった。
結果を見て。
元チームメートで仲が悪かったと云われる大先輩は故障により欠場。
ディフェンディングチャンピオンもツールのチャンピオンも悪天候によってイタリアから追い出した。
其れでもライバルに不足は無かったし。
エヴァンスを期待して見ていたが。
今のニバリには及ばなかった。
そして、悪天候によるステージキャンセルが、そういった逆転の機会すら閉ざしてしまったのである。
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こうしてカレは勝った。
グランツアーはヴェルタに続いて2勝目である。
わたしはワンデーレースのほうが見ていておもしろいと思えるが。
やはり、グランツアーこそが自転車競技の頂点であると思う。
偉大なカンピオーネには完全さが求められる。
今回のジロ。
悪天候やテクニカル、特異なコースレイアウトで弱点を晒してしまったライバルたちは少なくない。
其の点、ニバリには弱点が少ない。
勝負の世界だから、弱点を見せてしまうと、あとあとの勝負に影響しないわけがない。
ニバリは元々、上りも登れて、TTも走れるオールラウンダーだった。
其の平均点が上昇して、下りは相変わらずのキレ味。
だから、将来を嘱望されて、カレは其れに応えたというわけだ。
そこにリスペクトがある。
by astronautics | 2013-05-29 23:50 | 盆栽実況中継
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