ナチュラルヨシダは木を買った。
左様。
今のわたしには木が必要だった。
花粉症で苦しめられるからといって。
木を嫌いになったことはなく。
自室のような自らの職場はノーザンレッドオークの足元。
工具箱の天板にも木である。
だから、自然と木を求めた。
木が必要だった。
自然の持つ硬さ、しなやかさ、優美さを。
そこにリスペクトがある。
さて、どうしたことだろう。
木を必要とする盆栽屋。
しかし、こういう具合の勝手を知らぬ。
どういうふうに販売されているのすら謎だった。
けれども、門をくぐればあったよ。
すぐに見つけた。
想像以上の木だ。
ちょうど良いどころか、良すぎるくらいさ。
未熟な物知りの経験値では真実は推し量れぬ。
いつも予想を越える。
即断即決の盆栽屋。
塗料の手ほどきを受けて持ち帰り。
やおら作業にいそしむ。
時間は無い。
さて。
この木がナニに活きるのか?
其れは週末を楽しみにしていてほしい。