BARFLYは画期的だった。
今や。
このハンドルの前部分にメーターをマウントするシステムのことをすべて「BARFLYする」という言葉で総称してしまっても構わないくらいに。
一世を風靡させた。
定着をさせた。
市場を作った。
そこにリスペクトがある。
各社が真似した「BARFLYする」というシステム。
だから、BARFLYは進化する必要があった。
テを変え、シナを換え。
しかし、どうだろう。
失ってしまったものも少なからずある。
このツヤ消しの表情に。
ハンドルから真っすぐにミニマリズム。
唯一のシンプル。
ハードコアーの輝きがあった。
そこにリスペクトがある。
過ぎた製品のノスタルジィに浸るのはあまり好みではないにせよ。
進化を否定しては未来は無いからである。
ただ。
まだ手に入るのであれば。
手を伸ばしたい。
そこにリスペクトがある。
そういうわけで最後の入荷。
盆栽自転車店に。
最後の入荷。
するかもしれない。
リスペクトがあれば買っておいたほうがいいかもね。
そこにリスペクトがあれば。