コンポーネントとひとクチに言ってもかつてはそんなものは無かった。
ギアはギア屋が。
クランクはクランク屋。
ブレーキはブレーキ屋。
変速機は変速機屋が造っていた。
其れが今はどうだ?
いつの間にやらまとまって、ひとつの会社が生み出すというわけ。
カンパニョーロは昔からあったし。
かつてはサンツアーやマヴィックもあったりした。
けれども、時代が進んで島のとカンパニョーロだけになった。
其の2強時代から数十年後。
SRAMの出現でコンポーネントは3つになったわけだ。
性能と実績。
かつてはヒール役だったはずのシマノは今や純然たるベビーフェイスだと云える。
代わりにヒールになったカンパニョーロは美しさでどうにかしようとしているが寄る年波は避けられず。
息が切れそうだ。
そこでスラムはどうかというと。
まだまだ若々しい荒削りのヤングライオン。
将来のヒール候補であるが。
まだまだ役不足。
シマノやカンパニョーロに試合をつくってもらうこともしばしば。