今年の3月に自転車乗りが経験したことといったら。
カンパニョーロの値上がりだろう。
とくに新製品も無ければ。
モデルチェンジも無いカンパニョーロ。
我関せずと、とくに無関係のヒトも少なくなかっただろうが。
既存のカンパユーザーはグレードアップのタイミングだと急かされたし。
他のコンポーネントからの乗り換え組は今が其の時だと飛び乗った。
売りか買いか。
みんなが証券マンのように手に汗を握っていたわけだ。
つり上がったのは16パーセント。
なかなかの衝撃。
モノは変わらないと云うのに。
値段は上がる。
つまり値打ちは同じであるというのに。
値段だけが上がってしまう。
この事象をまざまざと見せつけられた3月だった。
そんな右往左往のあとの台北ショーでニューモデルが垣間見えたのだから。
やはり変わらない未来は無いということなのである。
しかし。
其の新作。
なにが新しいのかは謎である。
値打ちが上がることを切に希望するだけである。
そこにリスペクトがある。