チタンと云えばアヤシイ。
自転車業界の素材のなかでもひと際妖艶なる存在である。
なぜだか避けて通ってきた道で。
ネジの数本程度か。
あとはカンパニョーロのシートピラー程度しか使用の記憶が無い。
そこでフレームにどうですかと鳴っても。
其れはイイデスネとは呼応し辛し。
答えに難し。
寿命は長し。
其れがチタンであると。
リスペクトを見つけた。
チタンと云えば軍需の匂いしている。
実際、旧ソ連の解体でダブついた軍需物資が市場に流れたと云うウワサもあった。
そこでわたしのチタンはどうかと云うと。
どうなのだろうか。
悠久のときを越えて。
わたしはいま。
チタンに手を伸ばそうとしているわけである。