あれから低調極まる調子だ。
自分もまわりも。
なにもかも。
ガンバルとか。
そういうのがため息になって出てくる。
どうした?もう気付いたらシーズンははじまっている、きっと。
この調子であれば間違い無く降格の憂き目に遭うだろう、きっと。
わたしは気付いた。
こうして低調なる自分にかまけて。
そして、後ろ髪を引く者の存在をあたかも有るようなふうにして。
其ればかりに囚われてはならないということを。
自転車は究極的には個人競技じゃあないか。
チーム競技です!なんて理想主義の産物だ。
こんな惨状ではチームの毛も生えない。
そもそも、ひとりでも練習できてしまうのは自転車のメリットのはずだった。
いまこそ。
サイの角のようにただ独り歩め。
眠眠打破。
いまこそ眠りから覚めよ。
サイの角のようにただ独り。
.