松屋と男と紅生姜

昼ご飯のチャイムが打ち鳴らされるとき。
私は松屋の扉を開くだろう。
先客は数名。
男ばかりがカウンターに陣取る。
伏し目がちに。
どこかで見た風景?
電車のなかと似ている。
ケータイを操作したり。
メニューを凝視してみたり。
皆で思い思いの時間を過ごした。
牛めしが運ばれてくると。
なにを思ったか大量の紅生姜を投入。
!!!
そこにリスペクトはあるか?
うな重でも山椒盛りにしてしまうひとを見かけるが。
風情がなさすぎやしないだろうか?
そんな心配をよそに今日も男たちの牛めしは紅色というよりはピンク色に染まる。
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食べ終わると男たちは席を立って去っていく。
ごちそうさまでしたと。
意外だった。
この松屋では無言で立ち去る男があまりにも多く居たから。
この猥雑な街のはずれにある松屋で。
「ごちそうさま」ではなく「ごちそうさまでした」である。
しかも若干のかわいらしさを残して。
つまり声が意外に高かったということ。
そう云って去っていった。
ごちそうさま。
そこにリスペクトがある。
栗原はるみも其の言葉を聞きたくて料理をしているのだから
by astronautics | 2009-11-28 23:50 | グルマンヨシダ
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