朝練のあと。
岬から海を眺めた。
海は青い。
途方もない。
そして、塩辛い。
かつて、ネットの通販が来るヨと誰かが云っていたな。
確かに其のとおりになった。
通販は外国人にお任せ。
自転車販売員には値段を決める権限はない。
価格競争には限界がある。
そしたら、どうするのか?
サイの角のようにただ独り歩め。
向き合うということにリスペクトがあると信じたい。
田舎から持ち込んだ純粋さだけでは生きていけないことはよくわかった。
血縁もない。
コネもない。
原資ないこの地で。
さらに活きようというのだから。
途方もない。
知るほどに自らの無知を晒すことになる。
其の無知を埋める合わせる貪欲さが必要だ。
ときに。
サイの角のようにただ独り歩め。