黒いシューズの履き方

FizikのR-1。
盆栽自転車店にも少量ながらも在庫している其れ。
はじめは何で黒なんだよ。
そう思ったものだが。
シューズ特有の凄みに通じたのか。
ハイエンドモデルの迫力のせいか。
さいきんになって善く見えてきた。
それにG-Fitのほうが足に合っているし…。
黒いシューズの履き方_c0093101_20122694.jpg
しかし、黒いシューズは注意が必要である。
黒いシューズは個人的に避けて通ってきた道。
禁じ手としてきた。
カスタマーに相談を受けた際にも。
必ずホワイトを薦めてきた。
黒いシューズの履き方_c0093101_20122958.jpg
というのも。
ルックス的に重い印象になると思うのが其の理由。
自転車用のシューズはスポーツシューズである。
やはり軽快な印象にこそリスペクトがあるわけで。
プロのレースシーンを見ても白いシューズがほとんどであるのも其のこゝろを深くする。
黒いシューズの履き方_c0093101_20523587.jpg
かつて、Fizikのイタリアの担当者が来日し、かつての勤務先に来たとき
わたしはFizikのハイエンドシューズが黒で白でない点を質問してみた。
すると、アルベルト氏は「プロ選手は履かされているからだ」と、ある意味当然のことを答えてくれたわけだけど。
2012モデルでR-1にホワイトを出してきたFizik
結局ナンだったんだよ。
黒いシューズの履き方_c0093101_2057142.jpg
プロトンのなかにも黒いシューズが全く居ないというわけではなく。
少数は居たし、居る。
そして、黒いシューズを履く選手たちはなぜかカンピオーネである場合が多い。
Lance Armstrongが其の代表選手であり。
黒いシューズの履き方_c0093101_20593425.jpg
近年で挙げると、世界チャンピオンであるMark Cavendishも。
ツールを勝ったEvansも。
そうだ。
黒いシューズが印象に残った。
黒いシューズの履き方_c0093101_2103362.jpg
さて。
そこで注意深く見比べたいのが、CavendishとEvansの画像。
同じカラーリングのシューズでもCavendishのほうが足元が重く見えるのは気のせいだろうか。
其れはCavendishのほうが脚が短いから?
否、違うな。
ソックスのカラーだろう。
ホワイトのソックスを履くと、コントラストで黒いシューズが重く見える。
黒いシューズの履き方_c0093101_21153346.jpg
まさにFizikのR1を履くBallan。
白いソックスのCavendishに比べると足元の重さが気にならない。
黒いシューズには黒いソックスを合わせたほうがリスペクトがあるらしい。
どうやらそういうことらしい。
だって、同じR-1のブラックを履くMillar。
黒いシューズの履き方_c0093101_22231672.jpg
ホワイトソックスの影響だろうか。
明らかに足元が重い。
黒いシューズには。
黒いソックスを。
これから履くR-1にはこれでいくつもり。





こころにはいつも自転車とリスペクト
盆栽自転車店です

■住所 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-11-8 1F
■電話番号 03-3497-8885
■FAX 03-3497-8886
■営業時間 9時〜21時 9時〜16時カフェ営業 12時〜21時自転車店営業
■定休日 水曜日
by astronautics | 2012-01-29 23:50 | たまには考える男
<< 胸の振子 8時半 >>