止まり木

あれはそうだ。
止まり木のようだ。
そうそう。
休んでいたんだ。
そうだ。
そうなんだよな。
休んでいた。
それだけだったんだ。
立ち止まり。
寝食をともにし。
新緑を目にして。
集まるムシをハラに抱えて。
時が来れば。
また飛ぶ。
飛び立つだろう。
あのときとは落ち着く場所が変わっただけだ。
過去の自分への背信であるとか。
そう云う過去は未来を知らない。
何も知らない。
あなたの眼にはなにが映ったのか。
ミラーレンズには未来が映る。
一瞬先の未来。
すぐに過去になるにせよ。
止まり木_c0093101_2057327.jpg

止まり木_c0093101_20573292.jpg

止まり木_c0093101_20573371.jpg




あれは喜望峰まわり。
見える南十字星。
航海は先に立たず。
後悔は前にしか進まず。
羅針盤の指す向き。
従うのは自由。
そういったベクトルでも構わないが。
孤独のグルマン。
おのれの飢えと乾きを真に感じたとき。
嗅覚を信じろ。
そこにリスペクトがある。
by astronautics | 2012-04-08 23:00 | ヨーリーを探せ
<< とあるファッションサイクリストの物語 Let Me Be The One >>