ユキコからの電話

夕方になるとさいきん。
たまに鳴る。
ユキコから電話。
店にまで電話してこないでよ。
なんて。
云わない。
そこにリスペクトがあるから。
数日前まで、ユキコが聞きたいことといったら。
送った手作りの梅酒を飲んだか?ということだった。
盆栽屋家では酒を飲まぬ男に付。
自然と梅酒も開かず。
放置されていたわけであるが。
母へのインプレを提出するためにも飲むことにした。
既製品とは違う味わいの梅酒。
これがユキコ味なのかは謎だが。
オリジナル感がそこにはあった。
先日、鳴った電話口で、美味しかったよと伝えると満足そうだった。
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そういえば。
あれは18日のことだった。
ランス・アームストロングの誕生日であり。
盆栽屋ヨシダの誕生日でもあった。
母からはとくにおめでとうの言葉もなかったなあと思ったわけだが。
すぐに気付いた。
わたしがありがとうと云うべきだったと。
充実した時間に。
無駄だったと嘆く時間に。
そういった息をしている。
思考が止むことはない毎日。
こうして日々を謳歌していられるのも。
産んでくれたユキコのおかげ。
そこにリスペクトがある。
by astronautics | 2012-09-22 23:00 | ヨーリーを探せ
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