お好み焼きのお好み。
わたしの場合はどうかというと広島にリスペクトがある。
大阪風のようにすべてを粉に閉じ込めるヤリクチではなく。
すべてが分離しているという相反するヤリクチ。
しかし、クチに運べばカオスの渾然一体が重層を成すハーモニーサウンド。
リスペクトがある。
衆議院解散を伝えるニュースを脇目に。
わたしは焼き手を見つめていた。
クレープを敷き。
大量のキャベツを載せ。
もやしを重ねる。
粉をまぶしたのは鰹節か。
さらに豚バラ。
ひっくり返しての蒸し焼き。
隣でタマゴを割って焼き始めれば。
上に載せる。
おたふくソースと青のりがかかってすぐに完成。
リスペクトがある。