シーズン開幕に付

ミーのシクロクロスシーズンが開幕した。
今シーズンは少し焦った。
正直なところ。
ロードレースよりもクロスレースのほうに自分の振り子が傾きかけているのかもしれない。
本当に器用なヤツで居られるのなら。
同時進行だってアリアリなわけだが。
わたしにとってはそうはいかない。
個人的な気持ちの問題としか云えない。
そこにすらリスペクトがある。
シーズン開幕に付_c0093101_19332291.jpg
シーズン開幕に付_c0093101_19331765.jpg
自転車レースはチャンピオンスポーツ。
勝者は独りしか居らず。
他は負けが混み続ける。
積もりに積もった負けの積みはいつになったら解消されるのか。
負けず嫌いの性分は。
常にそういう自分を責めがちであるが。
責めすぎることはついに自分を潰してしまうことを。
ロードレースのキャリアで学んだ。
サイのツノのようにただ独り歩め。
シーズン開幕に付_c0093101_19332591.jpg
シーズン開幕に付_c0093101_19332090.jpg
今年こそはやるつもり。
野辺山でのリザルトを見たヒトや。
実際に走りを観戦したヒトには夢物語に聞こえるかもしれないが。
自信がある。
シーワンに昇格してみせるよ。
今シーズンの目標はただ其れだけだから。
このレース数の多さからいって無理ではないと思っている。
シーズン開幕に付_c0093101_19333982.jpg
シーズン開幕に付_c0093101_19331362.jpg
レース中にひと息つける瞬間があるとするならば。
シクロクロスはロードレースよりも其の時間が短い。
わたしのレベルにまで落ちると応援の声が聞こえてきても。
そちらのほうに眼を配る余裕すらまだ無い。
けれども、周回を重ねるごとに感じる疲労度の自分と周りとの対比はシーツーになってみてわかる。
競技時間が延びることを恐怖に感じていた自分が確実に居たのだが。
実は自分にとっては其れがメリットになるのではないかと感じることもあるから。
シーズン開幕に付_c0093101_19332728.jpg
シーズン開幕に付_c0093101_1933712.jpg
野辺山ではレースへの集中力の低さからせっかくの良い番号のゼッケンを活かす事ができずに中盤スタート。
其れでも前半は前のほうまで出る事ができた。
ヒトのぬって走って。
15番手くらいだろうか。
どんどん抜くと勢い付いて。
よっしゃと無理な仕掛けもしてみるもの。
其れが当の本人には無理だと気付かない。
これがこゝろの隙である。
其の隙間にハマってすってんころりんと。
大きな落車を演じればゴボウどころか大根並みの抜かされ具合である。
シーズン開幕に付_c0093101_19335035.jpg
シーズン開幕に付_c0093101_1933952.jpg
起き上がってもラストの2周までは抜かされ進行。
終盤はなぜかどんどん抜かすことができるようになる。
コースへの慣れか。
持久力の問題か。
目覚めたか。
だったらこんな位置では走っていない。
わかったな。
だったらどうする。
サイのツノのようにただ独り歩め。
by astronautics | 2014-12-01 23:50 | 犀の角のようにただ独り走れ
<< 機材を選ぶということ 機材を選ぶということ >>