理由も無い。
聞かない。
知りたくもない。
子供のころからそういった類いに関心が無かったが。
いいひとも居て。
わざわざ声をかけてあげたりしているのを横目に見る。
そういう優しいひとには頭が下がる。
そういうひとと知り合えたのは自分にとってはかけがえの無い事だ。
ほんとうにそう思う。
けれど。
響かないことだって往々にしてあるものだ。
それにしても。
とんでもないと思った。
優しい言葉や態度の波に上手に乗って。
最後は勝手をして。
ほんとうにとんでもないと思ったが。
しかし。
考え直した。
甘えていたのは。
自分のほうだ。
きっとわかってるだろう。
わかってくれているだろうと思って。
そこに数ミリの期待を重ねていったのも確かだから。
甘かった。
ボンバイエ。
そこにリスペクトはない。