無駄なモノをいろいろ削ぐのがロードレーサーの流儀。
最低限で最小減の装備を心がけた。
そうして緊急用はボンベという選択肢だったわけだけど。
其れだけでは足りないことが年に1回から2回はあった。
仲間がそうなってしまうのも見てきた。
酷道やグラベルを走るようになって。
チューブも2本持つようになった。
数年ぶりにハンドポンプも装備した。
ボンベも持って、ポンプも持つなんて。
どんだけ用心深いんだと思うけれど。
其れが今の最適解。
そこにリスペクトがある。
そして、ハンドポンプからフレームポンプへ。
あの巨大なアレ。
まさか自分で持つことになるとは。
ムカシの自分は想像もつかなかったことだろう。
名品と出会って動かぬ盆栽屋は無し。
このポンプは其れほどに輝いていた。
塗装までしてフレームとの統一感を出すと。
まるでトップチューブがもう1本追加されたかのように見えて不思議と頑強に見える。
フレームポンプを1本装備しただけなのに。
まるでパワーアップしたみたいだ。
長距離巡航用としての旗艦に最高の装備。
ロングライドに心強い味方。
リスペクトがある。
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