軽量化の鬼。
まるで自分のことがそう思えて来る今日この頃。
常識的なパーツをフツーにセレクトして、フツーに組み付ければルール以下重量に組み上がってしまう昨今にあって、軽量化に心血を注ぐ自分が滑稽に思えてくるけれどこれは仕方ない。
ここで重要なのは、わたしが軽量化を図るさきには重量の最適化という目標があるわけだ。
そこにリスペクトがある。
そもそも、自転車の重量というのは軽ければ良いというものではない。
だからUCIとしては安全性を考慮する観点から最低重量をルールで設定しているのだろう。
安全性以外の視点でも、操縦性だったり安定性、さらにはライダーの体重とのバランスという視点があってしかるべき。
例えば、体重が50kg台のライダーの場合はUCI制限重量6.8kgの自転車は大概の場合で重く感じるのではないだろうか。
そして、体重が80kg台だと50kg台のライダーとは逆の理解になるだろうし。
其のひとのスキルによっては体重が軽くても重い自転車が好まれるだろう。
そこで、体重が70kg前後の盆栽屋。
個人的な経験だと、6.8kgを下回る自転車だと不安定な感じがしてライド中に怖いと思う局面もしばしばあった。
其れはレース中ではとくにそうだったし、普段の練習やツーリングでもそう思う事があった。
なので個人的に最適重量は7kg前後という認識がある。
前のシャーク号は7.3kgくらいで場合によって重く感じるところがあった。
VYNLで7.2kgくらい。
次期シャーク号では7kgを目標にしているのだが。
そこにリスペクトがある。
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