このたび。
手持ちのRadar XLを「野」に放ちました。
リリース。
この希少なモノたち。
わたしが使わないママに持ち続けているよりは。
大切に使い続けてくれるヒトが居るだろう。
そこにリスペクトがある。
さいわいなことに知り合い界隈のみで広がり。
あらたな生息域を拡げたXL。
とはいえ絶滅種。
もう増えることはないのだ。
手元にあった4本のフレーム。
すべて入手困難。
3つが交配により完成したXL。
さらに個別にカスタムをしたり。
元々は譲ってもらったものだったり。
塗装が欠けた箇所を馴染みの塗装屋さんに直してもらったり、、、。
其の塗装屋さんはもう無い、、、。
あらたな持ち主の元で輝き続けてオクレ。
Radar XLは2008年か2009年頃に登場したアイウェアー。
グランツールのTTステージで選手が装着しているのを見て。
ああ、これはワイドレンズでTT用なんだな。
そう思っていた。
まさか通常のロードレースでも最適なんてそのときには気付かなかったものだ。
もちろん市場に受け入れられることが泣く。
数年後はアウトレットに大量に出回ったとか。
わたしがはじめてXLの効能を知るのは独立後しばらくしての2012年頃で。
当時シャンルーが持っており、其れをブツブツ交換で譲ってもらったのがXLのはじまり。
そこからXLをコツコツと買い集め。
交配の方法も知り。
そういうことをしていたらRadarlock XLが登場して普段のレースからXLが使われるようになっていく。
この時点ですでに登場から5年以上が経過しているにもかかわらず。
後継のRadarlock XLが登場してディスコンになっているにもかかわらず。
まったく色褪せないRadar XL。
其の証拠に2014年のパリルーベではニキテルプストラの後半の独走勝利をアシスト。
今思えば、Radar XL最後の栄光だったと思える。
このときですでにサングラスが発売されて6年以上。
登場して1~2年で姿を消すモデルも少なくないなかでとても息が長いも出るだたと思う。
とくにプロレースでは登場して直ぐに使われること無く、再評価されたというようなカタチでじわじわとプロトン内に広まっていったように思える。
このXL振興会もRadar XLの登場から遅れること3~4年で活動を開始している。
其の誕生があまりにも速過ぎたが故にサイクリストに其の良さを気付いてもらえる機会は少なかったけれど、其の良さは確実に後世のサングラス開発に貢献していると云える歴史的名品である。
そこにリスペクトがある。
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