9000。
登場してしばらく経った。
スパイフォトや様々な画像が出されていくなか。
はじめのうちはクランクのデザインにばかり話題が集中していた感があるものの。
今となっては、そういうネタはハナシのタネにもなっていないのでは?
其れは現物が眼の前に存在し。
視点。
フォーカスが違ってきたからに他ならない。
組ませていただいてはじめてわかることがある。
其のいくつか。
はじめて見るいくつか。
其れはあらゆる要素で新設計になっていたし。
他のグレードや、前の型との共通部品も減っている。
つまり、ガラリと変わった印象が強い。
ワイヤーの通し方から。
ディレイらーのワイヤーの留め方。
専用のカップ。
スプロケットのロックリングが全て兼用になっているのも素晴らしいと思う。
FDの固定ボルトのアルミのワッシャーまで小型化されて軽量化されているのには驚いた。
こんなところにも注意が行き渡っているということである。
造りの良さは性能にも出る。
フロントの変速の速さと軽さは飛び抜けていると思う。
そして正確である。
ブレーキの引きも軽く。
専用のワイヤーもやっと性能を発揮できているような。
そして、制動力もあるらしい。
すでにお使いのカスタマーが絶賛していた。
そんな性能でライバル2社の半分に近いプライシングを見せる。
わたしはLOVEとFUNで使う機材を選んでいる。
だから、シマノを自分で使う事は今後も無いだろうけれど。
もしも、とくにLOVEやFUNが話題に上がらない機材選択になるのであれば。
機械式のなかで9000が一番のオススメ。
ということになるだろう。
これがリスペクトである。