サメはぜい肉落とす

信じられないくらいに軽量化に腐心している。
いろいろな方法を探している。
走るためだけの最低限のパーツだけで構成されているロードレーサーは。
何かがなくなったらもう其れはロードレーサーではない。
そして、軽量化を目指すからと云って。
ヤワなパーツに手を出してみたり。
触れば壊れるような砂上のもろさに手を出す盆栽屋も又無し。
そこにリスペクトがある。


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量っては。
また量り。
量っては。
また量り。
傍目では無駄なことに見える動作を繰り返す。
パーツを変え。
組み方を工夫して。
前シャークは普通に組んだ時の100g弱の減を実現していた。


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今回はさらに其れから減らそうと云う。
とはいえ、誤解しないでほしい。
新生シャークをガリガリヒョロヒョロにしたいわけではない。
すでにぽっちゃりなので。
其れを磨いて細マッチョにしようという行為。
引き締まった美しい自転車にしようというわけだ。


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だから自転車には何の特異な見た目はないだろう。
軽量化?
特に軽いパーツをわざとらしく組み付けているのか?
みたいな造作は見当たらないはず。
そういう自然で美しい仕上がりを今回も目指したいと思う。
いよいよフレームも来て。
ようやく塗装に向かうという段階なのだが。












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# by astronautics | 2019-01-08 23:55 | ヨーリーを探せ

サメと対面する

沈黙の戦艦。
いよいよ北か。
届いた。
ニューハンプシャー。
ニューマーケット。
まだ生地。
塗装無しなら1週間で着弾。
速い。
なんという速さ。
純粋なフレーム制作時間を見る。
そこにリスペクトがある。


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サメは。
キングギドラに。
塗装屋さんに任せる。
預けた。
さぁあと何日。
まだまだ先か。
まだクランクもキテないしな。
我慢我慢。
人為的な超個人的ミスもありつつ。
やはり其れは長かった。













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# by astronautics | 2019-01-07 23:55 | 自転車とヨシダ

サガンはスロバキア

3期連続も。
さすがに4期連続とはならぬ。
サガン。
虹色脱いでもスロバキア。
そういえばチャンピオンジャージを重ね着していた。
チャンピオンの中のチャンピオン。
そこにリスペクトがある。


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# by astronautics | 2019-01-06 23:55 | 盆栽実況中継

観音で居る

Team Dream のインスタストーリーでこのフレームが1本あるから欲しい人いませんか的な投稿を見て。
グラッ、すぐにCannondaleのサイトでサイズを見て52サイズが自分に合わないのを知って冷静にスマホの電源を落とした。
そこにリスペクトがある。


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それにしても。
こうして塗装のひとつでミリも欲しいと思わなかったモノが。
欲しいかもってなるから塗装はいかに重要なことだろう。
もちろん。
塗装だけではダメで。
これは個人的にキャノンデールに対してにわかにだけれど信用があるという証拠で。
まぁ、塗装にホレたというだけでも損はしないだろう。
フレームも良いだろうと予想しているからに他ならない。
このフレームにツッコミどころがあるとすれば、やはりリアブレーキがヘッドチューブから内蔵されるあたりと、出口からもブレーキキャリパーまでがとても近いということだろうか。








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# by astronautics | 2019-01-05 23:55 | 自転車とヨシダ

年始のご挨拶

2019年の年始は。
とあるカスタマーの方の訃報にふれまして。
普段とは違った年始になりました。
今日から仕事はじめでしたが、夜にお通夜に行ってきたところです。

其のカスタマーの方とはいっしょに走らせていただく機会はありませんでしたし、毎週のようにお会いするということではありませんでしたが其の存在感というか其の印象は大きかった方でした。

自転車屋としてはカスタマーの方に、趣味の時間を充実していただくためのお世話をさせていただくことしかできないと思うわけですが、そこで思い出されるのはファインプレーよりも、ミスや失敗などでご迷惑をおかけしたことばかり。
特に当時の塗装屋さんが仕事を滞らせたおかげでかなりお待たせをしてしまいヤキモキさせてしまったのは、もう何年も前のことになりますが今でも印象に残っています。
当時の塗装屋さんは納期にルーズでしたが腕の良い職人さんでしたので、仕上がりにはとてもご満足をしていただけましたけれど、あれがもっと早く納品できていれば、もっと楽しい自転車とのお時間を過ごしていただけたのではないかと思ったりして…。


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こうしてカスタマーの方の訃報にふれて思いますのは。
「一期一会」ということではないかと思います。

一期一会を大切に。
一瞬一瞬を大切に。
限りある時間を大切に。
カスタマーの大切な趣味の自転車、それにまつわる大切な時間をお預かりする存在として。
ネジのひと締めから、仕上げのひと拭きまで。
もっと気を引き締めて大事にしなければいけないな、とあらためて思いました。

「自転車屋」というものの存在意義が、ともすれば薄まってしまっているのかもしれないご時世ではありますが。
「自転車屋」である自分の仕事、そして存在意義をしっかり再確認して今年も仕事に臨もうと思いました。

本年も何卒よろしくお願いいたします。

盆栽屋ヨシダ












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# by astronautics | 2019-01-04 23:55 | ヨーリーを探せ